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花粉症対策

花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。
内科ではアレルギー性鼻炎の内服薬、点鼻薬を処方いたします。点眼薬をご希望の方は眼科でご自身に合った点眼液を処方しますのでお気軽にご相談ください。

抗ヒスタミン薬について

抗アレルギー作用と抗ヒスタミン作用とは?

アレルギーの初期反応である細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐのが抗アレルギー作用です。なので、抗アレルギー薬はその効果が出るまでに2週間程かかるため“今すぐ”症状を改善したい場合は抗ヒスタミン薬を服用しましょう。
一方、出てしまったアレルギー物質を無効化する働きが抗ヒスタミン作用だといえます。抗ヒスタミン薬は細胞から放出されたヒスタミンに対して作用するので、症状がでていない段階での服用には効果はありません。抗ヒスタミン薬の役目はアレルギー症状を“治す”のではなく“抑える”ことです。

 

抗ヒスタミン薬の種類

抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代のお薬があります。
第二世代は1983年以降発売されたもので、時期によってⅠ期/Ⅱ期に分類されます。第二世代Ⅰ期の薬を抗アレルギー薬、第二世代Ⅱ期の薬を第三世代と呼ぶことがあります。

 

抗ヒスタミン薬 第二世代Ⅰ期の代表的な薬

• 塩基性抗アレルギー薬(抗ヒスタミン作用あり)
一般的には蕁麻疹の抑制、かゆみ止めとしての効果が強いが眠気も強い。
薬品名:ザジデン・アゼプチン・セルテクト・ニポラジン・トリルダンなど

• 酸性抗アレルギー薬(抗ヒスタミン作用なし)
一般的には症状の抑制、かゆみ止めとしての効果は弱く、眠気も弱い
薬品名:インタール・リザベン

 

抗ヒスタミン薬 第二世代Ⅱ期の代表的な薬

• 中枢神経副作用の少ない抗アレルギー薬
眠気などの抗ヒスタミン薬特異の副作用が現れにくい薬剤を第三世代抗ヒスタミン薬と表しています。眠気などの症状の現れ方には個人差があります。
薬品名:アレジオン・ジルテック・アレグラ・アレロック・ザイザル

抗ヒスタミン薬は効果が個人差の大きい薬です。合わない薬を使い続けるのではなく、いくつかの薬を試してみて自分に最適なものをみつけましょう。
内服薬や点鼻薬の処方は「内科」を受診してしてください。

点眼薬について

花粉症(アレルギー)の目薬は大きく2つに分類され、
かゆみ成分(ヒスタミン)を発生させないようにする抗アレルギー薬と、かゆみ成分(ヒスタミン)が発生してしまった場合に活動を抑制する抗ヒスタミン薬があります。

点眼液の処方は「眼科」を受診してしてさい。

抗アレルギー薬

  • 花粉が飛散し始める2~3週間前から点眼を開始するのが効果的
  • 初期治療に優れているが症状が強いと良い効果は望まれない
  • 即効性はないが副作用が少なく長期使用すると予防効果がある

抗ヒスタミン薬

  • 目のかゆみ、充血、目やになど症状がある場合に効果的
  • 即効性があるが効果の持続性に乏しい
  • 副作用が抗アレルギー薬に比べて多い(眠気、充血など)

【ステロイド剤】

抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬でも症状が緩和されない場合に併用することがあります。確実、迅速に症状を引かせることが出来ますが、副作用が大きい薬です。副作用として気を付けなくてはならないのが眼圧です。ステロイド剤を点眼するとまれに眼圧値が高くなることがあり(ステロイド緑内障)、眼科医の判断のもと慎重に使用していく点眼薬です。

 

当院では内服・点鼻薬は内科、点眼は眼科にて処方をおこなっています。理由として上記でお話したように、アレルギー点眼薬は作用の異なるものがあり、全て併せると10種類以上もあります。また同じ分類の薬でも主成分や防腐剤が異なるので人によって合う合わないなどの違いも出てきます。
その際、直接医師が眼を診て(前眼部検査)、眼圧値を考慮しお薬を選ぶため、内科医ではなく眼科医がお薬を処方するべきと考えているからです。合わない薬を延々と使用するのではなく、ご自身に適した目薬を医師と選んでいきましょう。

まれに花粉症症状だと思って受診されても「花粉症ではなかった」ということがあります。充血、かゆみ、めやにという症状から「花粉症だろう」と思い受診されたのに実際は、ばい菌やウイルスに感染していたということがよくあります。
毎年同じ症状かもしれませんがきちんと眼科医の診察を受け、正しい治療を受けるようにしましょう。

市販薬と処方薬の違い

ドラッグストアの目薬コーナーに行くと何十種類もの目薬が並んでいます。疲れ目、乾きでしたら市販薬からトライしてみるのも手かもしれませんが「充血」「痛い」などの症状はむやみに自己判断で点眼するのをお勧めしません。

市販薬は処方薬と違って1本の目薬の中にいろいろな成分が入っています。例えば充血用の目薬にも保湿、抗菌、ビタミン、抗炎症、清涼感成分などいろいろな成分が入っているものがあります。いっぱい入っていてお得と思われるかもしれませんが、どうして炎症を起こしているのか分からず、やみくも点眼すると症状が悪化したり治りにくくなる場合があります。

<気をつけるべき剤>

抗菌剤

抗菌剤(抗生物質)は細菌感染した際のみに点眼するもので、長期使用すると耐性菌が付いてしまい、今後細菌感染した際に抗生物質が効かなくなってしまうことがあります。これは市販薬だけではなく処方薬にも言えることです。

 

血管収縮剤

充血した目に使用すると血管が細くなり一時的に充血が治まります。しかし、根本的治療にはなっていないため炎症がある限り充血を繰り返し、しまいには常に充血状態になってしまいます。また血管を収縮させると酸欠状態になり視力低下にも繋がります。

 

防腐剤

市販薬は使用期限を長くするために防腐剤が処方薬よりも多く添加されています。防腐剤がないと目薬がカビや細菌だらけになってしまうので必要なものでもあります。しかし目薬の防腐剤として有名な「ベンザルコニウム塩化物(BAK)」は、逆性石けんとしても使われる殺菌作用のある物質です。炎症が強い人が点眼すると滲みたり、充血したり、長期で使用すると角膜障害が発生する恐れがあります。
処方薬にも防腐剤は添加されていますが、濃度の弱いものだったり、ベンザルコニウム塩化物ではない防腐剤を使用したり(BAKフリー)、眼の健康を考えた点眼が増えています。

 

症状が改善されない場合は一度市販薬使用を中断し、医師の診察を受けることをお勧めします。
点眼液の処方は「眼科」を受診してしてください。

アレルギー性鼻炎の種類

毎年多くの方が花粉症に悩まされています。
季節的に発症する方と1年を通して発症している方とがおります。季節的に発症している方の多くはスギ花粉によるもので早めの花粉症の対策 が効果をあげます。ご自分が持つアレルギーをおこす物質からなるべく避けることで、症状の 軽減を図りましょう。

通年性アレルギー性鼻炎

アレルギーの原因である物質(アレルゲン)が一年中ある場合です。

主なアレルゲン ダニ・ハウスダスト・ペット(犬や猫など)の毛など
症状 アトピー性皮膚炎や喘息を合併することもあります。

 

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

アレルゲンが季節的に飛散する花粉の場合です。

主なアレルゲン スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカバなど
症状 鼻水・鼻づまり、目のかゆみ、皮膚のかゆみなど。
時には熱っぽくなることもある。

 

花粉の種類と飛散時期

アレルギーの源である花粉が飛散する時期を確認しましょう。
日本は北と南に細長いため、同じ花粉でも飛散時期が異なったり、地域によっても注意すべき花粉の種類は異なります。ここでは、関東地方における花粉カレンダーをご紹介します。

 花粉症 スギの時期

花粉症 ヒノキの時期

花粉症 カモガヤの時期

花粉症 ブタクサの時期

花粉症 ヨモギの時期

 

早期対策が症状軽減の近道

花粉の飛散量・あなたの症状に合わせて、対策をしましょう。特に大切なのが、早期対策です。
花粉が飛散する2週間前から症状を抑える薬(抗アレルギー薬)の服用を開始することにより、花粉の飛散量の多い時期も症状を軽くする効果があるといわれています。

 

花粉症の症状と治療開始の時期

アレルギー反応は様々な物質によって生じます。アレルギー反応の強さは、強い人もいますので、血液検査によってアレルギーをおこす物質を調べると同時にその強度を0~6段階表示で知ることもできます。検査結果は1週間程でわかります。

食物(ミルク、卵、魚など)、植物の花粉(スギ、ブタクサなど)、動物の毛、ハウスダスト、ダニなど

 

「MAST36検査」
アレルギー症状を引き起こす原因、つまり抗原(アレルゲン)には、ダニ、ハウスダスト、花粉、食物、カビなど、いろいろな物質がありますが、一度に36項目測定できるセット検査 MAST 36がございます。

MAST36検査は保険適用が可能です。
自己負担3割の場合、おおよそ5,000円~6,000円。

アレルギー検査39種類セット『View39』

『View39』とは
「鼻水が止まらないけどアレルギーかな」「毎年決まった季節に目がかゆくなるけど、どうしてだろう」

アレルギー性鼻炎・結膜炎、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性蕁麻疹などの症状が出ている方は、アレルギーによるものかどうかを調べることが、治療の第一歩となります。

『View39』は少量の採血で39種類のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を調べることができる検査です。

医師の診察により、症状のある方で原因が特定できない方には健康保険が適用される検査です。

 

費用について
検査代は、保険適用で自己負担3割の方で診察料合わせて約5,000~6,000円です。

他の検査を追加されたり、お薬の処方がある場合は料金が加算されます。

 

検査項目について
検査対象となるアレルゲン39項目は以下のとおりです。

 

吸入系アレルゲン
室内の塵:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
動物:ネコ、イヌ
昆虫:ガ、ゴキブリ
樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス

 

餌系アレルゲン
卵:卵白、オボムコイド
牛乳:ミルク
小麦:小麦
豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米
甲殻類:エビ、カニ
果物:キウイ、りんご、バナナ
魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

 View39 アレルギー検査

花粉かな?花粉症と一般的な風邪との違い

日本人の約20%は花粉症(アレルギー性鼻炎)といわれています。花粉症は、季節的に発症する方と一年を通して発症している方とがおりますが、多くの方はスギ花粉などの季節的に発症する方がほとんどです。早めの対策が花粉症の症状の軽減につながります。毎年やってくる花粉症。アレルギーのメカニズムを理解し、上手に付き会いましょう。

 

症状 花粉症 一般的な風邪
くしゃみ 6回以上続く 多くて3~4回
なし 37.5℃前後
鼻水 透明でサラサラした鼻水が続く サラサラした鼻水からネバネバ・黄色っぽい鼻水へと変わる
鼻づまり 両方の鼻が完全につまり、不眠やのどの痛みが出る 比較的軽い鼻づまり
目のかゆみ 目がかゆい、充血、涙が出る など 特になし