夜食は健康の敵です。
2024/12/10
クリニック
夜遅くまで起きているとお腹空きますよね…ついつい食べたくなってしまう夜食。
お休みの日は夜更かししたりとかく食生活が乱れがち。
昔から『夜食は健康に悪い』と言われていますが、なぜなのでしょう。
ちゃんと科学的に証拠があるのです。その3大理由は次のとおり。
1. 夜食を食べると寝ている時に血糖値が乱高下
眠りが浅くなります。
血糖値が上がるとそれを下げるためのインスリンが過剰に分泌されて一気に血糖値が下がり、就寝時低血糖になり易くなります。
これは眠りが浅くなって睡眠の質の低下につながります。
2. 夜食を食べると太る
肥満は美容の敵。万病のもと。消費されなかったエネルギーが脂肪に変わりやすくなります。
また食事をして内臓の働きが活性化することで発生する熱エネルギーは、朝に比べると夜は格段にエネルギーの消費量が抑えられる傾向にあります。
3. 夜食は脳機能に悪影響を及ぼす
仕事や勉強の効率が悪くなります。米国でのマウスを使った実験では、昼間と夜にそれぞれ餌を与えたマウスの比較データにおいて、学習や記憶に関する脳の領域である海馬でシナプスの情報伝達効率と長期記憶に関与する遺伝子の発現率に大きな差が認められたとの報告があります。この実験結果がどこまで人間に当てはまるかは不明ですが、夜食を食べると脳に悪影響を及ぼして、翌日の仕事や勉強の効率が低下する可能性を示唆するものと考えられます。
「わかっちゃいるけどやめられないお夜食の誘惑」に負けないよう、しっかりと心に刻み付けておきましょう。