冬本番!健康第一の生活を。
人は生涯で何回、風邪にかかるか。ある研究によれば、平均200回といわれています。
誰でも年に2度や3度は風邪をひくものですが、なぜか、かかりやすい人とかかりにくい人がいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。
毎日、咳やのどの痛みを訴える患者を診察する医師は罹患のリスクが比較的高いはずなのですが、
その状況下でも医師が風邪にかかることは少ない傾向があります。
休めない医師がやっている風邪にかからない方法とはどういうものでしょう。
それは決して特別なことではなく、手を入念に洗うことと、マスクをうまく使うこと。
さまざまなところに触れる手は感染経路となりやすいので、ウイルスを洗い流す手洗いが有効です。
外出後などの手洗いは、さっと洗うだけでは不十分です。
しっかり石鹸を泡立てて、手のひら、甲、指、爪の先、手首を丹念に30秒ほど洗うこと。
マスクの使い方について肝心なポイントは
① 鼻から顎までピッタリと覆えるものを選ぶ。
② マスクの表面部分は飛んでくるウイルスを受け止めるので触らない。
③ ゴムひもの部分を持って着け外しをする。
④ 外出するごとに使い捨てにするなど、一日に何枚も新しいものと替えることがウイルスを寄せ付けない秘訣です。
例年より早く流行期に突入したインフルエンザには、ワクチン接種が有効。
発症する可能性を低くし、発症した場合も重症化防止に役立つと期待されます。
ワクチンの効果は接種後、2週間ほどしてから表れます。流行のピークを迎えるのは1月から2月です。
まだ接種していない方はできるだけ早く接種することをお勧めします。
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感染症以外に寒い時期に気を付けたいのは、急激な温度変化による「ヒートショック」です。
血圧の大きな変動が心筋梗塞や、脳梗塞、意識障害を引き起こすことにつながります。
これにより命を落とす人は、交通事故死亡者の約4倍にも上ります。
入浴時に起こりやすいため、脱衣所や浴室を暖めたり湯温を41度以下にして湯につかる時間は10分までにしたり、
入浴後に水分補給したりするなどの心掛けが大切です。
本格的な冬の到来。 疾病を予防し、健康第一で新年をスタートしましょう。