血圧が高いと言われたら
2021/10/21
健康診断減塩や喫煙など日常生活の改善を
高血圧の約90%は原因が特定できませんが、何らかの遺伝的な異常があり、そこに過食、肥満、運動不足、塩分のとりすぎ、喫煙、ストレスなどの生活環境因子が加わることで高血圧が発症すると考えられています。
心臓が収縮するときの血圧がもっとも高く、これを収縮期血圧(最高血圧)といいます。逆に、心臓が拡張するときの血圧がもっとも低く、これを拡張期血圧(最低血圧)といいます。
血圧が高い状態が続くと、心臓や血管に過度の負担がかかります。心臓は高い圧力で血液を送り続けるため、ポンプの役割を果たしている心臓の筋肉が肥大します(心肥大)。これが進むと、ポンプとしての力が弱くなり、心不全に至ります。また血管は高い圧に対応するために厚く、硬くなり動脈硬化が進みます。その結果、心筋梗塞や脳卒中、腎不全などの臓器障害を引き起こします。
GOOD 高血圧気味の方の食生活ポイント
- 食卓に塩・醤油・ソースなどを置かず小皿に分けたり、適量を予めかけておく
- 塩分の代わりに、酢やレモン、香味野菜で味にアクセントをつける工夫をする
- らーめん、そば、うどん等の汁は残す
- 味噌汁は1日1杯、具を多めに
BAD 自己診断で治療を辞めない
症状が良くなってくると降圧剤の服用を勝手に中止したり、自己判断で治療を止める方がいます。
こうした場合、治療以前の症状に戻ってしまったり、時にはかえって悪化してしまうことがあるので、必ず医師の指示に従って治療を行いましょう。
どうすれば高血圧を予防できる?
- 塩分接種を控える(1日10g以下。高血圧の人は6g以下)
- 野菜、果物を多く食べる(高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促すカリウムが多く含まれる為)
- 体重を訂正体重の+10%以内にする
- 無理なく続けられる有酸素運動を生活の中に取り入れる
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