がん治療中も体力を保つ、「食事」と「運動」の小さな工夫
2025/08/06
プレシジョンメディシン
がん治療が始まると、思うように食べられなかったり、疲れやすくなったりと、生活のペースが乱れがちになります。
「体力が落ちてしまうのでは」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっとした工夫で、無理なくいまの自分に合った体力の維持は可能です。
今回は、がん治療を受けながらできる「食事」と「運動」の工夫をご紹介します。
〜「栄養を摂る」ことよりも「食べられる」ことが大切〜
治療中は、味覚の変化や吐き気、口内炎などで、思うように食べられないこともあります。
そんなときは、「栄養バランス」よりも「まずは一口でも食べられるものを見つける」ことが大切です。
🔍 食事の工夫ポイント
匂いや味が気になるときは、冷たい麺やゼリー、果物など、香りが少なく喉ごしのよいものを選びましょう。
口内炎や喉の痛みがあるときは、やわらかく煮たおかゆやスープ、プリンなど、刺激の少ないものがおすすめ。
食欲が落ちているときは、1日3食にこだわらず、小分けでこまめに食べましょう。栄養補助食品やドリンクも上手に活用を。
「今日も少し食べられた」
それだけで、あなたの身体はしっかりエネルギーを受け取っています。
〜「毎日のちょこっと動き」が味方になる〜
治療中の運動と聞くと、「ジムに行かないといけないの?」と思われるかもしれません。
でも大切なのは、今の自分の体調に合わせて、少しだけ動くことです。
🔍 運動の工夫ポイント
体調が良い日は、散歩や軽いストレッチ、階段の上り下りなど。10分でもOK。
体調がすぐれない日は、ベッドの上で手足を伸ばすだけ、深呼吸をするだけでも血流が促されます。
毎日の生活に取り入れるなら、掃除や洗濯などの「家事」も立派な運動です。
体を動かすことは、筋肉の維持だけでなく、便秘予防や気分転換にもつながります。
無理なく、自分のペースで
がん治療中は、「頑張らなきゃ」と思うこと自体が負担になってしまうこともあります。
大事なのは、「昨日より少し食べられた」「今日は5分だけ歩けた」といった、小さな「できた」を自分で認めてあげること。
体力を保つ工夫は、“前向きな気持ち”も支えてくれます。
あなたの「今日できること」を、大切に。
一歩一歩、自分のペースで、快適な日常を取り戻していきましょう。
